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甲冑の制作方法
このページでは、当会の甲冑制作方法や手順を紹介しています。
基本となるのは足軽胴です。
足軽胴にも種類がありますが、当会では織田信長が家臣であった加藤彦三郎
正之に命じて作らせたといわれる「桶川胴」を制作しています。
「桶川胴」は天文時代末期、今川義元の家臣の松下嘉兵衛が
尾張まで金6両を持って買いに来たという文献が残っています。
本来は鉄で作られますが、当会では材料費と加工のしやすさから
アルミ板を使って制作しています。
力の要る作業もありますが、女性の力でも充分制作する事が出来ます。
無理な場合、手伝ってくれる先輩がたくさん居ますので大丈夫です。
〈制作手順〉(足軽の甲冑・胴の場合)
1.型紙に合わせて、アルミ板を裁断
胴は7枚の部品を組み立てて作ります
2.裁断面の処理をし、ハンマーで叩いて成型
3.鋲(びょう)で留めて組み立てる
4.カシュー塗料で塗装
本来は漆を使いますが、扱いが難しいので似た性質の
カシュー塗料で代用
5.草摺(くさずり/胴から吊り下げられた腰から太ももまでの下半身を防護
するための部品)を糸で威す
6.肩の紐を取り付ける
7.裏張(主に革製)を貼り付ける
身分は低いですが、立派な足軽胴が完成!
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